“6度目の正直”で前田健太がメジャー3球団勝利 6回1失点好投に「コントロールの不安がなくなってきた」

スポーツ報知
今季初勝利の前田健太(AP)

◆米大リーグ タイガース4―1カージナルス(1日・米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)

 タイガース・前田健太投手は本拠のカージナルス戦で移籍後初勝利。カブス・今永昇太投手、ドジャース・山本由伸投手も勝利し、背番号「18」の3人が、史上初となる日本人先発投手の3人同日勝利をマークした。

 タイガース・前田が“6度目の正直”で今季初勝利を挙げた。本拠のカージナルス戦で6回を4安打1失点の好投。「早く勝ちたいと思っていたのでホッとした」と、笑顔を見せた。

 ドジャース、ツインズに次いで3チーム目での勝利は日本人9人目となる。

 序盤から右打者には直球を中心に、左打者にはスライダー、スプリットを駆使してコントレラスのソロ本塁打の1点に抑えた。「スライダー、スプリットをしっかり投げることができた。相手のタイミングを外すのが僕の持ち味なのでそれが出せた」。現地のテレビ中継では今季のスプリットの落差ランキングが紹介され、前田の102・6センチの落差はカブスのネリスに次いでメジャー2位という数字が紹介された。

 まだ、絶好調とはいかないが、体重移動時の体の使い方を修正し、好転の兆しが見えた。無四死球で79球を投げ切り「コントロールの不安がなくなってきたのが大きい」と表情は明るかった。

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