【Mリーグ】岡田紗佳、涙の?ファイナル初勝利「試合前、泣いてしまって…」逆転Vへ開幕戦飾る

スポーツ報知
ファイナル開幕戦で勝利を飾った岡田紗佳(C)ABEMA

 麻雀のプロリーグ「Mリーグ」の2023―24シーズン・ファイナルシリーズが6日に開幕し、第1試合に出場したモデルでプロ雀士の岡田紗佳(サクラナイツ)がトップを獲得。先行逃げ切りのパーフェクトゲームで初陣を制し、3位からの逆転優勝へ好発進を決めた。

 2日に終了したセミファイナルシリーズの成績を半分持ち越して16試合が行われるファイナルシリーズ。首位のパイレーツ、2位の風林火山に大きく離されている3位のサクラナイツは、上位を沈めながらの戦いが求められる難しい立場にある。

 大事な開幕戦を任された岡田には、チームメイトから特大の“闘魂”が注入されていた。「試合が始まる前、実は泣いてしまって…」サクラナイツでは試合前、チームメイトが出場選手の背中を平手でぴしゃりと叩いて送り出すのがお決まり。「堀(慎吾)さんの送り出しが痛すぎて、本当に涙が出ちゃったんです」

 この闘魂注入がてきめんに効いた。東1局、8巡目で好形先制リーチにたどり着くと、これを一発ロン。「リーチ・一発・タンヤオ・赤1・ドラ2」の跳満1万2000点で好発進すると、東2局では首位パイレーツの瑞原明奈から2000点を直撃し、東4局では再び瑞原から満貫8000点を討ち取った。

 「点棒差を保ったままオーラスを迎えるのが大事と、口ずっぱく言われているので」。堀の教え通りに最後までリードを守り切り、放銃ゼロで快勝。終局後には岡田の勝利のサイン“ダブルピース”も飛び出した。

 ファイナルでは過去4年で6回出場して2→4→2→2→2→3着と勝ち星がなかった岡田は「ファイナル7戦目で初めてトップを取ることができて、本当にうれしい。まだポイント差はだいぶあるんですが、1戦でもトップを取ることが光になると思います」とにっこり。パイレーツを4着に沈めての貴重な1勝は、優勝争いへの道を明るく照らした。これからも岡田がVサインを重ねることで、2年ぶりの逆転Vが現実になる。

 第1試合の結果は1着に岡田(+69・6)、2着に風林火山の松ヶ瀬隆弥(+1・4)、3着にドリブンズの浅見真紀(▲25・0)、4着に瑞原(▲46・0)。

 第2試合の結果は1着にパイレーツの小林剛(+81・5)、2着に風林火山の二階堂瑠美(▲0・9)、3着にサクラナイツの渋川難波(▲24・1)、4着にドリブンズの鈴木たろう(▲56・5)。

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