J2いわきは谷村海那の今季7点目も実らず山口に惜敗

スポーツ報知
同点ゴールを決めるいわき・谷村海那(中央)

◆明治安田J2リーグ ▽第15節 山口2―1いわきFC(12日・ハワイアンズスタジアムいわき)

 J2いわきFCはホームで山口に1―2で敗れ、5戦ぶりの黒星。前半23分にFW谷村海那(26)の今季7点目で追いついたが、後半に勝ち越され4位から7位に後退した。

 いわきは終始、相手の強度に圧倒される内容だった。5戦ぶりの黒星に、田村雄三監督(41)は「ある意味、完敗なのかなと思っています。選手を躍動させることができなかった自分のマネジメントミス」と振り返った。

 風下に立った前半は、ロングボールの対応に手を焼くと7分に失点も、同23分にMF加瀬直輝が「時間がつくれて良い所に出せた」と右サイドからのクロスにFW谷村が頭で合わせて同点に追いついた。今季7得点目の谷村は空中で競り合った際に顔面を強打しながら90分間フル出場。試合後は大事を取って病院へ向かったが、気合の同点弾も実らなかった。後半20分には左ショートコーナーからのクロスに競り負けて勝ち越しを許した。

 ここまで3連勝に引き分けと4試合連続クリーンシートで勝ち点を積み上げたが、リーグは4月13日のホーム・清水戦(2●3)以来、5戦ぶりの複数失点。田村監督は「ここ4戦も、やられなかったから良かったという部分もあった。なるべくしてなった感じ」と危うさがあったと分析する。次節18日のアウェー・群馬戦に向け指揮官は「長いシーズンの中でこの1敗をどう感じるかがすごく大事。もっと徹底して練習していきたい」と切り替えた。(秋元 萌佳)

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