【大学野球】慶大・清原正吾が二塁打含むマルチ 打率2割9分3厘へ上昇「強い打球を『ショートに、ハードに』」

スポーツ報知
4回1死、第2打席で豪快な空振りを見せる慶大の清原正吾(カメラ・泉 貫太)

◆東京六大学春季リーグ戦第6週第1日▽明大5―0慶大(18日・神宮)

 慶大の4番・清原正吾一塁手(4年=慶応)が4打数2安打と気を吐いた。2回先頭で三塁内野安打を放つと、2打席の凡退後、9回先頭では左中間へ二塁打。観衆1万6000人からどよめきが起きた長打を振り返り、「走者をためることだけを考えて、打席に立ちました。まだ捉え切れていない部分があるので、それを一日で修正して、明日の1打席目の初球から振っていきたい」と19日の第2ラウンドを見据えた。

 これも強打者の宿命か。明大の投手陣は徹底した内角攻めで対峙してきた。バットを指2本分、短く持って打席に立つ。「短く持つことで、コンタクト率は上がりますし、チームで徹底している部分でもある。強い打球を『ショートに、ハードに』というところで、意識して振っていますね」と語った。

 チームの放った4安打中、2安打をマーク。これで今春リーグ戦の打撃成績は41打数12安打の打率2割9分3厘に上昇した。ただチームの勝利を目指して、打ち続ける。(加藤 弘士)

 ◆清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年8月23日、東京都生まれ。21歳。慶応幼稚舎3年から「オール麻布」で野球を始め、中学ではバレーボール部、慶応高ではアメフト部。慶大入学後に野球に再チャレンジ。昨春の法大戦で公式戦初安打。弟の勝児内野手は慶応高の昨夏の甲子園Vメンバー。50メートル走6秒5。遠投100メートル。186センチ、90キロ。右投右打。

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