元日本代表FW岡崎慎司が現役ラストマッチ「膝がマジで痛い。寂しい気持ちあもるけど…」新たな舞台へ

スポーツ報知
交代する際に両チームの選手が作った花道を引き揚げる岡崎(シントトロイデン提供)

◇ベルギー1部・プレーオフ2 第39節 シントトロイデン1―1ルーベン(17日・シントトロイデン)

 【シントトロイデン(ベルギー)17日=了戒 美子】サッカーのベルギー1部中位プレーオフが17日に行われ、シントトロイデンはホームでルーヴェンと1―1で引き分けた。今季限りでの現役引退を表明していた元日本代表FW岡崎慎司は今季初先発し、後半7分までプレーした。シントトロイデンは岡崎を含め5人、ルーベンは2人の日本人選手が先発した。

 岡崎はこの日は3―4―3の1トップで先発。立ち上がりから積極的にプレスをかけ、かつてのスタイルを思い起こさせた。後半7分に岡崎が交代する際には、両チームの選手たちで花道を作り送り出した。「相手選手までああやってくれるなんて想像もしていなかった。いい終わり方ができたと思う」と喜んだ。後半20分、岡崎に変わって入ったカヤが縦パスを受け反転し、強烈なシュートを突き刺し先制。その後失点し、1―1で終了した。試合後岡崎はチームメートとピッチを一周。途中、2か所で胴上げが行われ、ゴール裏のファンの前ではファンのチャントに参加した。

 引退の理由に膝の負傷が完治しなかったことをあげる。このホーム最終戦に先発することを目標にリハビリを進めてきたと言い「今日まで頑張るって決めてたけど、膝がマジで痛いんで。なのでもう終わりすね」と清々しい表情で話した。「選手としては終わり寂しい気持ちは自分もありますけど、それよりも選手ではたどり着けなかったところに次のキャリアでたどり着きたいとの思いの方が強い。またスタートだなと」とも話し、次の舞台に思いをはせていた。

サッカー

×