【Mリーグ総括】4位・風林火山 二階堂亜樹「勝てる時にいかに勝つか」松ヶ瀬隆弥「変化への対応遅れた」

スポーツ報知
(左から)松ヶ瀬隆弥、二階堂瑠美、二階堂亜樹、勝又健志、藤沢晴信監督(C)Mリーグ

 麻雀のプロリーグ「Mリーグ」の2023―24シーズンは、パイレーツの2度目の優勝で幕を閉じた。17日の閉幕式後に9チーム36選手がインタビューに応じ、今期の戦いを総括した。(カッコ内は今期のレギュラーシーズン成績)

 ■4位・EX風林火山

 ▽松ヶ瀬隆弥(25戦4勝=個人36位)「僕の麻雀人生の中でも記憶にないくらい厳しい戦いがずっと続いて、レギュラーが終わってセミファイナル(6戦2勝)で巻き返しができると思ったんですけど、ファイナルに入ってからは全然ダメなまま(4戦0勝)で、本当に悔しい1年でしたね。ちょっとずつ変わっていった(相手の戦法の)変化に対応するのが遅れたところがあった。そこにアジャストしてやらなくてはいけない。しばらく期間がありますので、立て直して来期に向かいたいと思います」

 ▽二階堂瑠美(19戦5勝=個人18位)「ファイナルシリーズでトップが必要なところで視野が交錯してしまったような打ち方になってしまった。Mリーグのシステム(条件戦)において組み方が悪かったという反省があります。日頃から引き締めて練習していかなければいけない」

 ▽勝又健志(29戦12勝=個人2位)「レギュラーシーズンの最終盤、チームが7位以下で敗退するか、セミファイナルに生き残れるかというところでしっかりトップを取ることができたのはうれしくもあるし、それが自分の役割でもあるから当たり前だとも思う。(開幕前の準備が)うまくいってる部分も当然あるし、想定できなかったことがあって勝ち切れなかった半荘もある。感覚的には7~8割は自分の練習してきたことが出せたかなとは思うけれども、足りなくてもっともっとやらなければという部分もあります」

 ▽二階堂亜樹(23戦4勝=個人27位)「過去を振り返って、キーマンに指名された今期が一番活躍できたシーズンではあると思います。レギュラーシーズンは勝又さんがいっぱい勝ってくれてたから通過できました。大事なところで先生頼みになってしまっていることにふがいないなと思っていて、セミファイナルではチームに貢献したいという気持ちでした。セミファイナル(6戦4勝)ではものすごく調子がよくて、でもファイナル(4戦1勝)では勝てなくて。ダメな時にいかに抑えるか、勝てる時にいかに勝つか。私はそこが基本の部分だと思っていて、基本をもっとしっかり大事にしていないといけないなと思いました。今シーズンを振り返って、反省点だったり、伸ばすべきところだったり、勉強したり修正しないといけないところだったりがすごく出ていたシーズンだと思うんです。そこを自分で認識して、補える部分は補って、オフシーズン中にひとりひとりの力を伸ばして来期に向けて戦えるように勉強していきたいと思っています」

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