バレーボール・日本女子、前回銅メダルのポーランドに0―3で敗戦…パリ五輪切符かかるNL

スポーツ報知
古賀紗理那

◆バレーボール ネーションズリーグ女子トルコ大会日本 0(24―26、20―25、23―25)3 ポーランド(19日、トルコ・アンタルヤ)

 パリ五輪の出場権をかけた最後の戦い、1次リーグ第4戦が行われ、6大会連続五輪を目指す世界ランク8位の日本は、同3位のポーランドに0―3で敗れた。

 第1セットはセッターの岩崎こよみ(埼玉上尾)、石川真佑(ノヴァーラ)、山田二千華(NEC)、林琴奈(JT)、古賀紗理那主将(NEC)、渡辺彩(日立)が先発した。3―3からミドルブロッカーの山田のサービスエースが2本連続で決まり、流れを引き寄せた。23―18で一時、5点リードも、強敵・ポーランドの粘りにあった。23―23から古賀がスパイクを打ち抜いたが、相手の長身203センチのスティシアクにブロックで止められた。23―24から石川が、バックアタックを決めたが、このセットを24―26の逆転で先取された。

 第2セットは3―3から林がライトからスパイクを決めて得点。接戦となり12―11の場面ではセッターに岩崎に代わって関菜々巳を投入。12―12から林がクロスに決めた。だが、ポーランドのスティシアクの高さが立ちはだかる。ライトから強打に軟打と連続で決められ、相手にリードを許した。18―22から林のブロックアウトを狙うスパイクなどで粘ったが、5点差で連取された。

 セットカウント0―2であとがなくなった日本は、第3セットで古賀に代わり、石川の対角に井上愛里沙(姫路)を先発起用。思い切った起用が奏功し、レフトからブロックアウトを狙うスパイクなど連続で得点を挙げた。11―15からは井上に代わり、22歳の和田由紀子(JT)を起用。12―16でレフトからスパイクを決めた。18―19の場面でも和田は、高いブロックを恐れずスパイクを決めていった。一時1点差まで迫ったが、最後は高さのあるポーランドに屈した。

 日本女子は、1次リーグ第1週のトルコラウンドを3勝1敗で終了。第2週のマカオラウンド(中国)は、28日から行われ、同日に強豪・ブラジルと対戦する。

 ◇女子日本のパリ五輪への道 五輪出場12枠のうち、昨年五輪予選で出場権を獲得したのはトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国と、開催国・フランスの7チーム。残る5チームは16チームで争うネーションズリーグの1次リーグ終了時の6月17日付の世界ランクで決まる。日本はNLで五輪出場権の獲得チームを除く、アジア最上位の成績などの条件を満たせば残り5枠に入る。

スポーツ

×