“大谷翔平の日”制定記念に御礼の13号2ラン 本塁打王争いでリーグ単独トップ再浮上
◆米大リーグ ドジャース―レッズ(17日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(29)が17日(日本時間18日)、本拠地・レッズ戦に「2番・DH」で先発出場。自身の記念日が制定された日に“御礼”の3試合ぶりの13号2ランを放ち、オズナ(ブレーブス)を抜いて本塁打王争いでリーグ単独トップに再浮上した。
1点リードの3回1死一塁だった。レッズ先発・モンタスの初球。95・3マイル(約153・4キロ)直球を捉えた。打球速度104・5マイル(約168・2キロ)、飛距離368フィート(約112・2キロ)、打球角度28度。13号2ランが左翼席に飛び込んだ。モンタスはエンゼルス時代に通算24打数10安打の打率4割1分7厘、4本塁打と得意にしていたが、相性の良さは健在だった。
米カリフォルニア州ロサンゼルス市はこの日、選手としての功績や歴史的な影響力などをたたえ、5月17日を「大谷翔平の日」と制定したことを発表した。大谷はこの日午前中にロバーツ監督らとロサンゼルス市庁舎を訪問し、市議会から認定証を受け取った。背番号17にちなみ、ドジャースでの現役期間中、ロサンゼルス市では「5・17」が「Shohei Ohtani Day」となる。
大谷は「ロサンゼルス市議会の皆さん、今日は本当にありがとうございます。今日この日を迎えられたことを、私自身すごくうれしいですし、私自身にとってすごく特別な瞬間です。今日を迎えるにあたって、ドジャース関係者の皆さま、ファンの皆さまに心より感謝申し上げます」と話し、大きな拍手を送られた。
16日(同17日)の本拠地・レッズ戦は「大谷翔平ボブルヘッドデー」として行われたが、開門2時間以上も前から大行列ができ、観衆5万3527人は今季のMLB全体で最多、2019年9月以降ではドジャースタジアム最多となっていた。大谷人気はもはや現地でも“社会現象”といえる。グラウンド内外で存在感を示す移籍1年目。伝説はまだまだ続く。
◆大谷の年度別本塁打数
▽日本ハム(48本)
13年 3本
14年 10本
15年 5本
16年 22本
17年 8本
▽エンゼルス(171本)
18年 22本
19年 18本
20年 7本
21年 46本
22年 34本
23年 44本
▽ドジャース(13本)
24年 13本