【阪神】1―0で延長制す 11回に近本光司の一打で待望の決勝点 「悩みの種」3番が投手戦にケリ

スポーツ報知
延長11回1死三塁、近本光司は先制となる右前適時打を放つ(カメラ・義村 治子)

◆JERAセ・リーグ 中日0―1阪神(15日・バンテリンドーム)

 阪神が緊迫した投手戦を制した。0―0で迎えた11回に先頭の森下が左中間への二塁打。中野の二ゴロで1死三塁として、近本が右前へ先制打を放った。なかなか固定できず、岡田監督の悩みの種でもある3番打者。3試合連続で起用されたチームリーダーが2試合連続のマルチ安打とする一打で、待望の得点を奪った。延長戦は今季3勝1敗4分け。競り合いでの強さを見せた。

 10回までゼロ行進。9回には先頭の中野が右翼線二塁打を放ったが、ここで投入されたマルティネスに封じられた。近本が敬遠の後、大山が空振り三振。ノイジーの中飛で2死一、三塁となり、渡辺が見逃し三振に倒れた。2回にこの日昇格して即スタメンの渡辺が今季初打席で中前打。そこから2死二塁を迎えたが、木浪が左飛に倒れ、以降は好機がなかった。

 4回から8回まで無安打。9回にようやく生まれた好機も中軸が生かせずに延長戦に突入していたが、最後の最後に投手陣の好投が報われた。先発の大竹が7回4安打無失点。8回からゲラ、石井とつなぎ、10回は島本が2死二塁を切り抜け、11回の岩崎までつないだ。

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