【広島】新井貴浩監督「勝負強いですねぇ」小園海斗が４番７戦目で５度目Ｖ打／一問一答

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　広島２―０巨人（１７日・マツダスタジアム）

　広島は、ロースコアで巨人を制して貯金を今季最多タイの１に戻した。巨人の先発・戸郷に対し、初回１死三塁から菊池がスクイズを試みた。初回スクイズは新井監督の就任２年目にして初めてだった。結果ファウルで成功はしなかったが、２死三塁から４番・小園が先制決勝の適時二塁打。４番に座って７戦目でチームの２敗を除く全５勝の勝利打点をマークという勝負強さを発揮した。投手陣は先発・大瀬良が毎回走者を背負いながら、６回無失点で２勝目。週明けの阪神戦を含めて、上位２チームとの本拠地６試合の初戦の貴重な白星となった。以下、新井貴浩監督の試合後の主な一問一答。

　―決勝打を放った４番・小園選手の勝負強さが光る

「勝負強いですねぇ～。本人も『チャンスで回ってこい！』と思っていると思います。それぐらい勝負強いバッティングでした」

　―初回にスクイズのサインは初めてでは？

　「そうですね。先制点が欲しいというところで、簡単には点を取れないというところで（サインを出しました）」

　―当面は小園に４番を任せる形になるのか

　「走者を還す仕事をしてくれて、打線を線として考えたときに今はすごく彼が頑張ってくれている」

　―大瀬良投手は５、６回のピンチをしのいで６回無失点と好投した

　「粘りのナイスピッチングだったと思います。不運なイレギュラーの当たりとかもありましたが、しっかり締めてくれました。（捕手の）会沢も、前回の投球から配球をガラッと変えてナイスリードだったと思います」

　―４投手の完封リレーとなった

　「リリーフ陣はいつもいつも頑張ってくれて、感謝しています。今日も素晴らしかった」