青谷工業が破産開始 志賀町贈収賄で代表が有罪

 東京商工リサーチ金沢支店によると、土木工事業の青谷工業(志賀町徳田、青谷武代表)は21日までに、金沢地裁七尾支部から破産手続き開始決定を受けた。同町発注工事の入札を巡る贈収賄事件で、青谷代表が逮捕、起訴され、事業継続を断念していた。負債は約9千万円と見込まれる。

 青谷工業は1973年創業。上下水道工事など水道関連の工事が専門で、町発注の公共工事が受注の中心だった。

 事件では、贈賄などの罪に問われた青谷代表に、金沢地裁が懲役1年6月、執行猶予3年の判決を言い渡し、この刑が確定している。

© 株式会社北國新聞社