運休中の富山―大連便 6月下旬再開で調整

 コロナ禍で運休が続いている富山―大連便が、6月下旬にも再開する方向で調整が進んでいることが15日、旅行業界関係者への取材で分かった。中国・遼寧省を訪問中の新田八朗知事は17日、大連市内で運航会社の中国南方航空大連分公司に大連便の一日も早い再開を働き掛ける。

 中国の現地事情に詳しい旅行関係者は富山新聞社の取材に対し、大連便再開の動きについて把握しているとし「中国の業者には通知がいっているようだ。ただ、国土交通省にはまだ申請していないようなので、最終的にどうなるかは分からない」と述べた。

 大連便を巡っては、中国南方航空がコロナ禍を受けて2020年2月12日から定期便を運休し、今年6月19日までの延長が決まっている。

© 株式会社北國新聞社