自然や多様な体験を楽しめる「キャンプ」 奥州、衣川地区

鉄瓶ばばぁとの鬼ごっこを楽しむ子どもたち

 岩手県奥州市の地域おこし協力隊大塚嘉恵(よしえ)さん(47)は、衣川地区の豊かな自然や多様な体験を楽しめる「キャンプ」を開いている。協力隊の仲間や地元の住民らが共に活動し、魅力発信に奮闘する。イベントとも連動し、つながりや交流を生む場をつくり出す。

 同市衣川沼野の衣川南股地区センターで11、12の両日、春キャンプを開催。広場には地元産の果物を使ったクレープ店や金ケ崎町地域おこし協力隊によるハンバーガー店など市内外の16店が並び、親子連れやソロキャンプを楽しむ人ら100人ほどが満喫した。

 体育館ではバランスボールエクササイズや、頬に鉄のびょうをつけた「鉄瓶ばばぁ」との鬼ごっこなど幅広い世代が楽しめる企画も。鬼ごっこに参加した三浦優月さん(衣川小4年)と星絆(せな)君(同2年)きょうだいは「頑張って逃げたのに捕まってしまった。でも、とても楽しかった」と充実の笑みを広げた。

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