高総体開会式の存廃再検討へ 岩手県高体連、年内に結論方針

 岩手県高体連(会長・木村基盛岡三校長)は17日、来年度以降の県高校総体総合開会式について、存続か廃止かを再検討する方針を示した。2017年度、生徒の経済的な負担軽減などから廃止方針を表明した後、慎重に議論を重ね22年度からは屋内で規模を縮小し実施してきた。外部組織で在り方を検討し、今年中に結論をまとめる方針だ。 

 盛岡市の県営武道館で行われた本年度の総合開会式後、県高体連事務局が明らかにした。この日の参加生徒約300人に開催方式に関するアンケートを配布。今後、応援生徒と学校にも配り、負担状況や意向などを調査する。

 県内の教育関係者らによる外部組織の検討会を今夏までに立ち上げる。検討会がまとめる提言を受け、11月をめどに来年度以降も続けるかどうか決める。

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