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ドイツTVレポーターから悪意の“アジア人イジり”被害の日本人女性、思いを漫画に。発音を笑われヒドい質問も

日本に住んでいると、人種の違いや差別について意識することは、人によって差があると思います。しかし、コロナ禍も終わり、海外にでかけたり、まして住むことになると意識せざるを得ません。 先日、X(旧Twitter)にてドイツ在住の中原さんの実体験が描かれた漫画が189万インプレッションを超え大きな話題になりました。 本記事では、漫画「そこいらにあるものの話」より冒頭部分を紹介、後半は中原さんにお話を聞きました。

ドイツのTVインタビューで「犬っておいしい?」と嘲笑われて

中原さんはドイツの音楽フェスでグループで三味線(しゃみせん)のパフォーマンスをすることになり、舞台裏でベビーカーで子どもをあやしつつ演奏の出番を待っている時に、ドイツのテレビ局からインタビューを受けます。 そのレポーターの白人男性は、“東洋といえばカンフーでしょ”と決めつけで茶化してきたり、グイグイすごい勢いで迫ってくるので、困惑しながらも、精一杯のドイツ語で、三味線という楽器について説明する中原さん。 しかし、対応しているうちに、ドイツ語で“春巻き”と言わされ、その発音を大笑い(“春巻き”フリューリングスロールはRの発音を嘲笑するためのアジア人いじりの典型ネタ)されたり、「犬っておいしい?」と聞かれるなど、そのインタビューに悪意があることに気が付きます。 内心“犬や猫を食べるのか、イルカを食べるのかと海外でからまれると聞くけど、これか”と思いつつも、当時はドイツ語が堪能ではなかった中原さんは、上手く彼らの行為を非難することができず、悔しい思いをしてしまいます。 ただでさえショックなのに、中原さんの三味線演奏グループ内のドイツ人によると「テレビでよくある通行人いじり」だと知り、“上手くあしらえなかった私が悪いのか…”と、いったんは自分を責めていた中原さんでしたが、やがて立ち上がります…。 この漫画を読むと、差別とは何なのか、差別を受けた当事者ごどんな気持ちになるのか、意識するキッカケになるかも知れません。 中原1中原2
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