中村投手(富山県高岡市出身)マイナー契約 米大リーグのマーリンズ

高岡第一高3年時の中村投手

 米大リーグのマーリンズは18日までに、昨季までプロ野球広島に育成選手として所属した中村来生(らいせい)投手(21)=富山県高岡市出身、高岡第一高出=とマイナー契約を結んだと発表した。

 中村は高岡市成美小2年の時に野球を始め、志貴野中から高岡第一高に進んだ。3年時はエースとして活躍し、チームを春季県大会優勝、夏の富山大会準優勝に導いた。

 2021年の育成ドラフトで広島から指名を受けて入団。23年10月に戦力外通告を受けた後、24年度から米アリゾナ州を拠点にプロを目指す日本選手らのチーム「アジアンブリーズ」に参加した。6試合で6回無失点、4奪三振と好投し、契約を勝ち取った。

 中村は身長190センチ、体重78キロで右投げ左打ち。「新たな機会をいただき感謝します。広島カープでの経験などを生かしながら、挑戦を続けていきたいです」とコメントした。

 マーリンズには、日米で活躍したイチローさんが在籍した。県関係のマイナー契約は、アスレチックスと結んだ黒部市出身の冨岡聖平(しょうへい)投手(28)=桜井高、東洋大出=以来。

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