神戸市東灘区御影地区のだんじり全11基が集まる「御影だんじりパレード」が3日、阪神御影駅周辺で開かれた。「回せ回せ」などと威勢の良いかけ声が飛び交う中、豪華絢爛なだんじりが会場を駆け巡った。
パレードは阪神・淡路大震災からの復興を願って1996年に始まった。江戸時代からの歴史がある東灘だんじりは、春や秋の例祭の一環で地域を巡行する。
日が落ちると、提灯をともしただんじりが続々と到着した。太鼓や鐘が響く勇壮な練りが見物客らの熱気を高め、周辺はひときわ活気を帯びた。
住吉小学校1年の森本惇仁君(6)は「踊りがかっこいい。中学生になったら僕も屋根に乗りたい」と話した。(大高 碧)