今夜最終回 綾野剛＆星野源「MIU404」が絶賛された理由5つ

綾野剛＆星野源W主演ドラマ「MIU404」

同作は、警察内部で“何でも屋”と揶揄されながらも、犯人逮捕にすべてを懸ける初動捜査のプロフェッショナルである「機動捜査隊」（通称：機捜）が、24時間というタイムリミットの中で事件解決を目指す、1話完結のノンストップ「機捜」エンターテインメント。ドラマ「コウノドリ」（TBS系）から2年半ぶりの共演となる綾野と星野が、警視庁刑事部・第4機動捜査隊の隊員を演じる。

スタッフは脚本・野木亜紀子氏、プロデュース・新井順子氏、監督・塚原あゆ子氏が「アンナチュラル」以来、再タッグを組み放送前から視聴者の期待が高かった。

現代社会を反映した野木亜紀子氏の脚本

やはり第一にオリジナルである野木氏の脚本の面白さを抜きに同作は語れない。毎回、前半は第4機動捜査隊で繰り広げられる爽快な会話劇で楽しませながら、後半は現代社会の闇を色濃く反映した犯罪者の心理を描き、心震わせられる展開に。モデルプレス読者からも「スピード感がありながらエピソードが詰まっていて毎回毎回涙しながら見ています」「犯罪者たちの切ない現実に毎回涙が出ます」といった意見が寄せられた。

基本的には刑事ドラマに定番の1話完結でありながら、成川岳（鈴鹿央士）や、伊吹藍（綾野）の恩師の蒲郡（小日向文世）など、数話に跨って登場してきた人物も多く、繋がっていくエピソードがドラマ全体に深みを持たせてきた。

伊吹＆志摩の名バディ

そして、なんといっても魅力は伊吹藍（綾野）＆志摩一未（星野）の名バディ。お互いの過去も知り、自分も他人も信用しない志摩が次第に伊吹の力を認め、信用するようになっていき、2人の絆が深まっていく過程が丁寧に描かれてきた。

バディものが多い今期だが、同じくモデルプレス調査による“20年春ドラマ版・胸キュン男子”トップ10にも3位・4位にランクインする人気の高さを証明。2人ともカメレオン俳優といっても過言ではないほど、どんな役柄も演じてきた印象だが、伊吹と志摩が現実に生きているかのような演技で、改めて魅力にハマる人が続出している。

また、ベテラン班長・陣馬耕平（橋本じゅん）と警察庁幹部の父をもつキャリアの新米・九重世人（岡田健史）のもう1つのバディも見どころだ。

岡田健史＆鈴鹿央士＆渡邊圭祐…若手キャストの成長にも注目

最初は4機捜のメンバーに心を開かなかった九重の成長にも感動させられたが、ベテランに囲まれた若手キャストの熱演も今作を楽しむ要素の1つではないだろうか。

鮮烈なデビューを飾った「中学聖日記」以来のTBSドラマ出演となった岡田には「役と同じく岡田くんの成長にもキュンとします」という声が寄せられたが、鈴鹿や、ナウチューバーの特派員REC役の渡邊圭祐も若手のブレイク筆頭株。

警察、犯罪に手を染めてしまった高校生、動画投稿者とそれぞれ違う立場ではあるがそれぞれの信念を抱えている役柄。3人とも今作で一皮むけた演技を見せてくれた。

「アンナチュラル」とリンクした世界線・最大の敵を演じる菅田将暉

「アンナチュラル」と同じ世界線のストーリーだということで様々な内容がリンクし、話題に。UDIラボの所長である神倉（松重豊）や、臨床検査技師の坂本（ずん・飯尾和樹）が登場したほか、ミコト（石原さとみ）は検体者記録の文字で、中堂（井浦新）は坂本との電話から聞こえた声で登場。

さらに、豪華なゲストも度々反響が寄せられ、King Gnuの井口理は第7話に出前の配達員としてゲスト出演。

そして、成川に近づく素性の知れない男・久住として菅田将暉が第3話から出演しており、第10話でこれまで謎の人物として描かれてきた裏カジノオーナー・エトリ（水橋研二）をさらに裏から操っていた、いわゆる“ラスボス"」だということが明らかに。関西弁と捉えどころのないひょうひょうとした佇まいで悪役を演じている。

現実とリンクする演出

第10話では、久住が特派員RECのパソコンを乗っ取って仕掛けたフェイクニュースにより、一般の人がネット上のデマを信じ込んで警察を叩き、作中のSNSで「#MIU404」がトレンド入りする事態に。実際毎話リアルタイムで「#MIU404」がTwitterでトレンド入りしている現実とリンクする演出で、視聴者を驚かせ、「こんなにトレンド入りが怖く見えることない」「すごい体験させられている…」といった声がネット上で上がっていた。

一体久住の目的とは？そして4機捜は久住を逮捕することができるのか？最終話では一体どんな結末や演出で驚かせてくれるか。（modelpress編集部）


情報：TBS