大韓航空「鹿児島-ソウル」火、土除く週5に増便 インバウンド中心に需要高まる 9月2日から

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 大韓航空は21日、週3便で運航している鹿児島-ソウル(仁川)の定期便を9月2日から週5便に増やすと発表した。韓国からのインバウンド(訪日客)を中心に需要が高まっているため。週5往復は2019年3月以来。

 運航日は水、金、日曜に月、木曜が加わる。鹿児島空港を正午に出発し、午後1時35分に到着する。仁川は午前9時20分発で、同10時55分に鹿児島空港着。機材はB737-900(ビジネスクラス8席、エコノミークラス155席)を使用する。

 新型コロナウイルス禍で20年1月末から運休していた定期便は、23年10月に再開。鹿児島空港の地上職員不足を受け、同社は旅客対応の職員を自前で調達する異例の対応を取った。増便に伴う新たな職員は導入しない方針。

 大韓のソウル線は、1990年に就航し、94年以降は基本的に週3便。2018、19年の1~3月は週5便で運航していた。同社によると、再開後はコロナ禍前より搭乗率が高く、時期を限定しなくても利用が見込めると判断した。

 鹿児島空港の国際定期便は、コロナ禍で運休した4路線のうち上海線を除く3路線が再開した。

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