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最新映画ランキング - 国内映画

2024年5月27日 発表(毎週火曜更新)
2024年5月24日~2024年5月26日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『帰ってきた あぶない刑事』『劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』などがランクイン!(興行通信社調べ)

タカ&ユージが進化を遂げてカムバック!『帰ってきた あぶない刑事』が『名探偵コナン』『ウマ娘』との激戦を制す
タカ&ユージが進化を遂げてカムバック!『帰ってきた あぶない刑事』が『名探偵コナン』『ウマ娘』との激戦を制す
タカ&ユージが進化を遂げてカムバック!『帰ってきた あぶない刑事』が『名探偵コナン』『ウマ娘』との激戦を制す

5月24日から5月26日までの全国映画動員ランキングが発表。ゴールデンウィーク期間をまたぐように公開から6週連続で首位を守り続けてきた『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(公開中)の牙城を崩す作品がついに登場。新たに首位に立ったのは、往年の人気シリーズ「あぶない刑事」の劇場版最新作となる『帰ってきた あぶない刑事』(公開中)だ!
前作『さらば あぶない刑事』(16)から8年ぶりの新作となった『帰ってきた あぶない刑事』は、初日から3日間で観客動員25万1600人、興行収入3億5300万円を記録。土曜日公開だった前作の初動成績と単純比較はできないが、前作が叶わなかった初登場No. 1を飾り、同時に前作の最終興収16億3000万円超えを充分に狙える好スタートを切っている。 1986年から1年間にわたって放送されたテレビドラマ「あぶない刑事」でスタートした本シリーズ。ドラマ第1期の終了直後に劇場版第1作が公開され、その7か月後には映画第2作が公開。さらにその直後にドラマ第2期がスタートし、半年間の放送を終えたのちに映画第3作と、1980年代後半にハイスピードで映画・テレビドラマを股にかけて展開。その後は1996年に映画第4作、1998年にドラマスペシャルと映画第5作、2005年に映画第6作、そして2016年の前作を経て、今回が映画第8作となる。 この歴史を踏まえると、2000年代に隆盛を極め近年も増加の一途をたどっている“テレビドラマの劇場版”の先駆け的存在ともいえるのだが、放送終了からは35年、スペシャルドラマを含めても四半世紀以上テレビ用作品が作られることなく映画シリーズだけで存続しているという稀有なパターンでもある。このような展開の仕方で長期間にわたって人気を保っているのは、今年再始動が決定した「踊る大捜査線」と本シリーズぐらいであろう。どちらも“刑事ドラマ”であり、かつ従来の“刑事ドラマ”のスタイルを一新する作品であったことはいうまでもない。 そもそも刑事ドラマは、テレビドラマのジャンルとしては医療ドラマと肩を並べる鉄板ジャンル。主人公をはじめとした登場人物のキャラクターが確立すれば、あとは無数に存在する犯罪・事件といった小トピックを描くことによって長期的なシリーズとなりやすく、国民的人気作品にもなりやすい。それこそ「太陽にほえろ」や「西部警察」、近年では「相棒」も然り。それでも38年続くというのは、ジャンル的人気を超越した何かがこの「あぶ刑事」にはあるということだ。 舘ひろしと柴田恭兵、放送開始時にはまだ30代だった2人がまだ驚異的な若々しさをいまなお保っていることはもちろん、シリーズの醍醐味でもあるとことん派手でありながらもスマートなアクション。そして小粋なユーモア。物語の舞台となる横浜のロケーションも、1980年代後半から現在に至るまで目まぐるしく変化しており、シリーズを追うだけで街の歴史を見ることができる。 そして今作では、舘と柴田が演じるタカ&ユージが“探偵”として第二の人生をスタート。横浜の街と探偵という職業の相性の良さは、「私立探偵濱マイク」シリーズや、「あぶ刑事」の影響を受けた刑事コンビが登場した「ネメシス」などでも証明済み。もはや作品を重ねるごとに「あぶ刑事」シリーズはさらに強く進化しているのであり、それがこうして数字にもあらわれたのだといえよう。 一方2位に初登場を果たしたのは、『劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』(公開中)。漫画やスマホゲームなどのメディアミックスで急成長を遂げ、原案元にあたるJRAとのコラボレーションも活発に行なわれるなど現在の競馬ブームを牽引するアイコンのひとつとなった「ウマ娘」の初の映画化作品が、今年の日本ダービー開催週末という絶好のタイミングで公開を迎えた。 実在の競走馬の名前と魂を受け継ぐ“ウマ娘”たちの奮闘を描く物語で、この劇場版でフィーチャーされているのは第68代ダービー馬ジャングルポケットをはじめとした“2001年世代”。初日から3日間で動員22万6600人、興収は3億5400万円と、興収での比較ならば1位の『帰ってきた あぶない刑事』をわずかに上回る大接戦。さながらジャングルポケットが同世代のマンハッタンカフェを上回る上がり時計をマークしながらタイム差なしのクビ差2着に惜敗した2002年の天皇賞・春を彷彿とさせる初週成績となった。 そして3位になった『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、7週目の週末3日間も動員20万人、興収3億円という好成績をキープ。これで累計成績は動員977万人、興収140億円と、前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23)を抜いてシリーズ歴代最高成績を更新。日本歴代興収ランキングでは、昨年『黒鉄の魚影』とGW戦線を争った『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23)に並ぶ17位まで浮上。どこまでこの順位を伸ばすのか、そして“動員1000万人”をいつ突破するのか注目だ。 新作タイトルではほかに、浅野いにお原作の人気コミックをアニメーション化した『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』(公開中)が、3月に公開された『前章』の初週成績を上回る4位にランクイン。また、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞と録音賞の2部門に輝いたジョナサン・グレイザー監督の『関心領域』(公開中)は5位に初登場する大健闘を見せた。 以下は、1~10位までのランキング(5月24日〜5月26日) 1位『帰ってきた あぶない刑事』 2位『劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』 3位『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』 4位『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』 5位『関心領域』 6位『碁盤斬り』 7位『猿の惑星/キングダム』 8位『ミッシング』 9位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』 10位『ボブ・マーリー:ONE LOVE』 今週末は世界中で一大ムーブメントを巻き起こした『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)に登場した戦士フュリオサの過去を描く『マッドマックス:フュリオサ』(5月31日公開)、山本崇一朗の同名コミックを永野芽郁と高橋文哉の共演で実写映画化した『からかい上手の高木さん』(5月31日公開)などが控えている。 文/久保田 和馬


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