◆西武2―1楽天（11日・ベルーナドーム）

　西武がドラフト1位ルーキー武内夏暉の7回1失点の快投で連敗を「4」で止めた。チームトップの3勝目。松本航が3年ぶりにリリーフで登場し、ホールドをマークした。

　打線は、外崎修汰が今季初めて4番に入り、ドラフト6位ルーキー村田怜音を6番DHで起用するなど、大幅にオーダーを組み替えた。初回、1番金子侑司、2番源田壮亮の連続安打で好機をつくると、3番平沼翔太の犠打を楽天先発の内星龍が悪送球し、1点を先制した。

　2回に村田に初安打が生まれたが、なかなか追加点が奪えない。5回、2死二塁の好機をつくり、昨年のドラフト1位である蛭間拓哉が右越えの二塁打を放ち、貴重な1点をたたき出す。

　武内は5回まで4安打を浴びながら粘り強い投球を続け無失点に抑える。6回、1死二、三塁のピンチを招く。6番渡邊佳明を三飛に打ち取るが、続く辰己涼介に左前打で1点を失う。さらに2死一、三塁のピンチが続いたが、太田光を高めの直球で三振に切って取った。

　7回も1死三塁のピンチを迎えるが楽天がスクイズに失敗、ここも耐えた。武内は7回1失点でマウンドを降りた。

　8回は先発ローテの一員として今季4試合に登板している松本が登場。2021年4月29日以来のリリーフ登板となったが三者凡退に抑えた。最後はアルバート・アブレイユが締め、8セーブ目を挙げた。

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