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左膝重傷から7カ月…J1アビスパ福岡の佐藤凌我が〝因縁〟の地でリーグ戦復帰

 ◆明治安田J1第10節 東京V0―0福岡(28日、東京・味の素スタジアム)

 アビスパ福岡の佐藤凌我(25)が後半開始から途中出場し、約7カ月ぶりのリーグ戦復帰を果たした。

 昨年9月のルヴァン・カップFC東京戦で左膝を大けがしたのが味の素スタジアムだった。今回対戦した東京Vは明大卒業後の2021年から2年続けてJ2で2桁得点した思い入れの強い古巣。「日程が出たときに、ここで復帰するという強い気持ちを持ってリハビリに取り組んできた。そのピッチに立てたことはすごく幸せに思うし、使ってくれた(長谷部)監督や、トレーナーら長いリハビリを支えてくれた方々に感謝したい」と実感を込めた。重傷した〝因縁〟の地だったが「2年間ヴェルディでプレーした良いイメージの方が強くある。またこのスタジアムで良かった」と喜びの方が強かった。

 左のシャドーストライカーとしてチャンスを生み出しただけに、後半14分の決定機で決められなかったことを悔やむ。右サイドから紺野が送ってきたグラウンダーのクロスに合わせようとしたが空振りした。直前に相手DFに当たって方向が変わった影響もあるが「触れば得点という場面だった。間違いなくあそこはFWとして決めないと。そこは自分もまだまだなところかな」と反省した。

 長谷部監督も「足に当たればゴールだったので残念」と振り返りながらも「その(けがした)スタジアムで長期離脱から帰ってきた。そういう意味では非常に良かったと前向きに捉えている。点を取らせてあげたかったが、流れは良くなった」と佐藤の復帰を喜んだ。

 佐藤は試合後、昨季東京Vでプレーした北島とともに東京Vサポーターへあいさつし、拍手で迎えられた。「次は福岡で良い勝負ができれば。攻撃の活性化と得点の部分は自分がもっともっとコンディションを上げてやっていきたい」と誓った。

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末継 智章

末継 智章

記者

1978年生まれ。福岡市出身。 2002年秋入社。初任地の鳥栖支局でサガン鳥栖の経営問題に直面し、運動部を志望する。 2008年北京五輪や2021年東京五輪、2018年サッカーW杯ロシア大会を担当。2020年から東京支社で、五輪競技や西武を中心にどこでも出没。 自称社内一の巨漢で柔道やラグビーをしていたのか聞かれがちですが、小、中、高とバスケ一筋でした。

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