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 ◆ソフトバンク4―1オリックス(11日、ひなたサンマリンスタジアム)
 キャンプ地の宮崎で難敵を攻略した。3月30日の初対戦で6回を2安打零封されたアンダーソン・エスピノーザから4得点。小久保裕紀監督は「開幕シリーズの時は手も足も出ない感じだった。今日は個々の対応はできていたんじゃないかな」と振り返った。

 5回に好機に強い三森大貴が同点打。6回は自慢の中軸が襲いかかった。柳田悠岐と山川穂高の連打などで無死一、三塁として、近藤健介が右翼線へ勝ち越し二塁打。「最低限、外野フライという楽な気持ちで打席に入れた」。1死後には栗原陵矢に2点打が出た。

 2回にも安打を放った近藤の打率はチームトップの3割2分5厘。中軸トリオの最後に待ち構える5番打者に、小久保監督も「絶好調には見えないけど、悪くても3割ぐらい打つ。技術が抜けている選手だなと思う」と信頼を口にした。

 3、4、5番が安打をそろい踏みした今季の13試合は全勝。近藤は「柳田さん、山川さんにも決めてもらっているし、助け合いながらやっていく」と話す。この日の柳田と山川は1安打。クリーンアップの活躍は勝利の指標になっている。

 宮崎では16年ぶりの白星。2021、23年は黒星を並べただけに、スタンドの2万5千人を超えるファンも大歓声だ。「2月(のキャンプ)でお世話になって、いい状態でシーズンに入れた。その勢いのままいい勝利を見せられた」。近藤もお立ち台で白い歯を見せた。(大橋昂平)

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大橋 昂平

大橋 昂平

記者

1997年生まれ。静岡県出身。 2021年入社。筑豊総局を経て24年から運動部。 「どうせ打てないんだったら一塁に近い方にしろ」と監督に言われ、高2の秋から左打者になった元高校球児。趣味はゴルフとサウナ。

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