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ソフトバンク柳田悠岐、自身9度目の月間MVP受賞 年々レベルアップする投手陣に対応する衰え知らずの35歳

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)が10日、3、4月度の「大樹生命月間MVP賞」を受賞した。月間MVPは2021年9月度以来、9度目の受賞。柳田は3、4月、右翼や指名打者で「3番」として全26試合に出場。ともにリーグトップの打率3割2分3厘、出塁率4割6分2厘をマークするなど首位を走るチームをけん引した。衰え知らずの35歳は、年々進化する球界投手陣に対し、試行錯誤を重ねながら対応している。

 150キロを超えるストレートを投じる投手が増えて来ている一方、打率3割を超える打者は近年減少傾向にある。首位打者と最多安打をそれぞれ2度獲得している球界屈指の強打者は「ピッチャーも年々、球も速くなって、それにアジャストできるようにやっています」と、レベルアップする投手への対応について話す。

 バットを構える時のグリップ位置が低くなったり、かつてより足を高く上げなくなったり、見えている部分だけでも柳田の打撃フォームは毎年変化しているように映る。その中で本人が現在、意識していることは「いろいろあるんですけど。どの球種も全部すごくなっているので。甘い球は全部、打つというかね。今はそういう気持ちですね」と明かす。

 野手としてはチーム最年長となったが、主軸としてまだまだチームをけん引する覚悟だ。「やっぱり若手、中堅、ベテランと役割があると思うので、みんなが仕事できればチームはいい方向にいくと思う」。ロケットスタートを決めた打棒をシーズンを通して維持し、チームを4年ぶりV奪回へと導く。

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大橋 昂平

大橋 昂平

記者

1997年生まれ。静岡県出身。 2021年入社。筑豊総局を経て24年から運動部。 「どうせ打てないんだったら一塁に近い方にしろ」と監督に言われ、高2の秋から左打者になった元高校球児。趣味はゴルフとサウナ。

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