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ソフトバンク、超強力クリーンアップが今季初の無安打 元ファンクラブ会員の西武ドラフト1位左腕に沈黙、お次も難敵

 ◆西武1―0ソフトバンク(3日、ベルーナドーム)

 好調のソフトバンク打線が完璧に封じられた。0―0で迎えた6回。三森の左前打を皮切りに2死三塁まで先制機を広げたが、柳田が西武先発のドラフト1位新人左腕、武内の投じたカーブで2打席連続の空振り三振を奪われた。

 直後に1点取られると、武内に8回まで散発4安打に抑えられ、今季2度目の零封負けだ。柳田、山川、近藤の中軸が初めて全員無安打に終わり、小久保監督は「すごいですよ、ルーキーで。われわれのクリーンアップをあれだけ打ち取るわけですから」と脱帽した。

 北九州市出身の武内は、小学生の頃から約10年間ソフトバンクのファンクラブ会員だった。昨年のドラフト会議ではソフトバンクも1位指名。3球団競合の末、西武への入団が決まってから、武内は〝元タカ党〟となった。

 150キロ超の直球を軸に緩急をつけられ、クイックモーションでタイミングも外された。特に武内に対戦を熱望されていた柳田は初回1死一塁での第1打席に148キロの直球でバットを折られて二ゴロ。4回も空振り三振で武内から3打数無安打に終わり「どの球も素晴らしくて、タイミングもちょっと難しかった。良いピッチャーでした」と完敗を認めた。

 最下位西武に今季7試合目で初めて敗れ、今季2度目の連敗。4日の西武先発今井も防御率0・77で、今季2度対戦して1点しか取れていない難敵だ。12球団最多の117得点している打線に、最初の試練が訪れた。

(末継智章)

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末継 智章

末継 智章

記者

1978年生まれ。福岡市出身。 2002年秋入社。初任地の鳥栖支局でサガン鳥栖の経営問題に直面し、運動部を志望する。 2008年北京五輪や2021年東京五輪、2018年サッカーW杯ロシア大会を担当。2020年から東京支社で、五輪競技や西武を中心にどこでも出没。 自称社内一の巨漢で柔道やラグビーをしていたのか聞かれがちですが、小、中、高とバスケ一筋でした。

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