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西武・外崎修汰、延長戦15連敗の呪縛解き放つ劇的サヨナラ打 松井監督「男を見せましたね」
◆西武5×―4ソフトバンク(4日、ベルーナドーム)
延長戦15連敗の呪縛を解き放つ打球が中前に転がると、西武ベンチからナインが踊るように飛び出して歓喜の輪を作った。
延長10回2死満塁。西武の外崎修汰内野手(31)が、ソフトバンク津森宥紀のスライダーを中前に運ぶと、喜びを抑えられないようにガッツポーズを繰り返した。
打撃不振にあえいでいた。4、5月をまたいで13打席連続凡退するなど打率は1割台に。その後は安打が出ても続かず「結果を求めて思い切りいけない」と精神面で苦しんでいた。
加えてこの試合の8回の守備で併殺を焦るあまり一塁に悪送球して同点にされるミスを犯していた。「エラーを引きずってもしょうがない。ヘッド(平石コーチ)から『しっかり切り替えて打席で打ってこい』と言われていた」。その気持ちを乗せてサヨナラ打につなげた。
開幕から6連敗していたソフトバンクに2連勝。8カードぶりの勝ち越しを決め、今季初の3連勝も飾った。7回には源田壮亮が適時三塁打を放つなど、二遊間を守る同学年コンビの活躍がチームをさらに勢いづける。
松井稼頭央監督は「苦しんでいる外崎から最高の形のヒットが出た。男を見せましたね。源田や金子は足でかき回してくれた」と34歳の金子侑を含めたベテラン勢の活躍を喜んだ。
5日の「こどもの日」に今季初のカード3連勝がかかる。ソフトバンクへの苦手意識を払拭する好機でもある。「こどもの日ですからね。良いプレーを見せられるように全力でやっていく」と松井監督。やっと取り戻した勢いに乗って「やる獅かない」。(安田栄治)
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記者
1961年、静岡県磐田市生まれ。 甲子園大会出場を夢見て幼少のころから野球に打ち込むも実現できず、ならば甲子園大会の生を知りたいと新聞記者に。 読売新聞中部本社では中日ドラゴンズ、高校野球などを担当。1994年に中日新聞社(東京新聞)に移籍し、大相撲、ゴルフ、Jリーグ、アマチュアスポーツを担当。 1998年長野五輪、2000年シドニー五輪を現地取材した。 趣味のゴルフで力士や親方らと腕前を競い、プロゴルファーに手ほどきを受けたが一向に上達せず、最近は100を切るのがやっとで月2ほどのラウンドを楽しんでいる。 2022年に東京新聞を退社。同6月から西日本新聞社でプロ野球や高校スポーツなどを取材している。
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