空き地の状態が13年間も続いた唐津市厳木町の工業団地「新産業集積エリア唐津」に佐賀鉄工所の進出が決まった。唐津市内でも人口減少が進む地域で、ようやく届いた朗報に「一人でも多く雇用してほしい」と地元住民の期待は大きい。

 工業団地は佐賀唐津道路の浪瀬ICの近く。町のスポーツ広場などがあった場所を、佐賀県と唐津市が共同で約13億8千万円をかけて2011年に整備した。県を窓口に交渉を進め、11・1ヘクタール(のり面などを除いた有効面積8・1ヘクタール)の全ての敷地が今回埋まった。