ギャンブル依存症などをテーマにしたセミナーが5日午後2時から、小城市のゆめぷらっと小城で開かれる。米大リーグ、ドジャース大谷翔平選手の元通訳の違法賭博問題を受けてギャンブル依存症に対する関心が高まる中、基礎知識や対応方法、相談先などについて解説し、正しい理解につなげる。参加無料。

 セミナーはギャンブル等依存症問題啓発週間(5月14~20日)にちなみ、全国ギャンブル依存症家族の会佐賀などが開催する。肥前精神医療センター(吉野ヶ里町)の精神科医の宇佐美貴士氏による講演や当事者、家族の体験談がある。

 家族の会佐賀によると、違法賭博問題を受けて相談や定例会への参加が増えたという。担当者は「ギャンブル依存症は病気であるとの理解が必要。家族だけで解決しようとするのではなく、相談したり対応の仕方を学んだりしてほしい」と呼びかける。

 問い合わせは、電話090(4580)0043。(丸山美陽)