「納税超過分の払戻金、ATMで返金できる」 指示に従いATM操作し、199万円だまし取られる 鳥取市の60代女性

 鳥取県警は17日、鳥取市内の60代女性が、還付金名目で現金約199万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。

 県警捜査2課によると、女性宅に13日、税務署職員を名乗る男から「納税超過分の払戻金2万5900円があり、ATMで返金できる」との連絡があった。女性が指示された番号にかけると、金融機関のコールセンターを名乗る別の男につながり、指示通りにATMを操作して振り込んだ。

 さらに「先ほどの通帳とカードが古かったので使えない。他の口座はないか」と催促され、不審に思った女性が通帳を確認。他人名義の口座に送金していたことに気付いた。

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