D51の前照灯が点灯せず、SLやまぐち号の運転取りやめ 19日は通常運行

SLやまぐち号=島根県津和野町後田(資料)

 18日午前11時40分ごろ、山口市のJR山口線仁保駅で、新山口発津和野行きのSLやまぐち号をけん引する蒸気機関車(D51)の前照灯が点灯しない故障が起きた。列車は仁保-津和野駅間と、復路の津和野発新山口行きの全区間で運休し、計約350人に影響が出た。

 JR西日本中国統括本部によると、運転士から走行中に、前照灯の点灯を知らせるランプが消えたとの連絡があった。発電機の故障が原因で、列車は仁保駅まで走行したが修理できなかった。このため乗客250人はバスや普通列車に乗り換え、津和野駅(島根県津和野町後田)や新山口駅へ向かった。

 JR西によると、前照灯は復旧し、19日は通常運行するという。

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