今年は2羽巣立つ 野木神社に愛らしいフクロウ 「適度な距離」で見守りを

イチョウの葉の間から顔を出すフクロウのひな

 【野木】野木の野木神社で17日までにフクロウのひな2羽が巣立ち、境内の木に止まって愛らしい姿を見せている。

 同神社には約25年前からフクロウが営巣している。2羽の誕生は2019年以来5年ぶりだという。ケヤキにある巣穴から1羽が15日夜、もう1羽は16日夜に巣立った。17日は大イチョウの枝に2羽が離れて止まり、写真愛好家らがカメラを向けていた。

 ひなは2~3週間ほど境内の木に住み、親鳥から飛び方などを教わる。同神社神職の海老沼敏亨(えびぬまとしゆき)さん(52)は「フクロウと適度な距離を保って観察してほしい」と呼びかけている。

 フクロウの見学は午後5時まで。

イチョウの葉の間から顔を出すフクロウのひな

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