「ピンチをチャンスに」  栃木SC小林監督が就任会見 降格圏脱出が目標

橋本社長(左)と記者会見に臨んだ小林新監督(中央)。右は山口強化部長=17日午後4時35分、県庁記者クラブ

 サッカーJ2栃木SCは17日、新監督となった小林伸二(こばやししんじ)氏(63)の監督就任記者会見を県庁記者クラブで開いた。リーグ20チーム中19位に低迷しシーズン途中で事実上解任された田中誠(たなかまこと)前監督の後任としてチームを率いる。下位3チームが対象となるJ3降格圏脱出を当面の目標に挙げ「ピンチをチャンスに変えるのが大事」と意気込んだ。

 長崎県出身で、昨年はJ3北九州で監督兼スポーツダイレクターを務めた。現役時代は日本リーグのマツダ(現J1広島)でFWとして活躍。2001年から現在までJリーグ6クラブの監督を務め大分、山形、徳島、清水の4クラブをJ1昇格に導き、サッカー関係者の間で「昇格請負人」と呼ばれる。

 シーズン途中の監督交代は15年シーズン以来で、会見冒頭、橋本大輔(はしもとだいすけ)社長は謝罪した。

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