オートバイの大技に歓声 モビリティリゾートもてぎでトライアル世界戦開幕

岩を越える世界王者のトニー・ボウ選手(スペイン)

 【茂木】オートバイのFIMトライアル世界選手権第1戦「大成ロテック日本グランプリ」が18日、桧山のモビリティリゾートもてぎ(MRM)で開幕した。同日は県内外から約1万1100人の観客が詰めかけ、オートバイを操り山肌や岩を鮮やかに上るライダーたちに大きな歓声や拍手が送られた。

 トライアルはオートバイの操縦技術を競う種目で、軽量化されたマシンで12のセクション(課題)を2周してミスの少なさを争う。今回は国内外から3部門に約60人がエントリー。世界王者のトニー・ボウ選手(スペイン)はGPクラスで優勝を飾った。

 大会は19日までで両日とも、それぞれ優勝者が出る。家族で観戦に訪れた那須塩原市下永田、会社員木倉圭悟(きくらけいご)さん(46)は「オートバイが走るだけではない動きをするところが面白い。ライダーがコーチと二人三脚でセクションに挑む姿もいいですね」と笑顔で話していた。

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