【ダルビッシュと一問一答①】好投の要因は直球の球威が増したこと「前回からガラッとフォームを変えた」

[ 2024年5月13日 10:28 ]

ナ・リーグ   パドレス4―0ドジャース ( 2024年5月12日    サンディエゴ )

<パドレス・ドジャース>母の日仕様のピンク色のグラブを使い、今季3勝目。日米通算199勝目を挙げたダルビッシュ(撮影・光山 貴大)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が12日(日本時間13日)、本拠でドジャース戦に先発。この日は「母の日」とあり、母の日仕様のピンク色のグラブ、靴紐でマウンドに上がった。5回2死まで続けていた完全投球は途切れたが、今季最長タイ7回、同最多101球を投げ、2安打無失点、7奪三振で今季3勝目となる日米通算199勝(日本ハム93勝、メジャー106勝)を挙げ、節目の勝利に王手をかけた。パドレスがドジャースを零封するのは2018年以来、6年ぶり。一方のドジャースは今季2度目の零敗でパドレスに1勝2敗と負け越し、6カードぶりのカード負け越しとなった。

 試合後のダルビッシュの一問一答は以下の通り。

――ドジャース相手に7回2安打無失点。
 「良かったですね。自分が勝ったこともそうですが、(チームが)シリーズをちゃんと勝てて、先発陣も皆いい仕事ができたと思いますし、全体的に良かったと思います」

――真っすぐの力があった。
 「良かったと思いますね、前回からガラッとフォームを変えて、前回は手探りだったが、今日はもっと全体的な一連の流れでいろんなことができていたので、真っすぐもあまり力を入れずに(球速が出ていた)」

――6回にはスミスから三振を奪って2度雄叫びを上げた。
 「やっぱりドジャースは後半、7、8、9回と強いですし、あそこで1点くらい、とやってしまうと後々キツくなると思っていた。あそこでちゃんと0点で抑えられたのはすごくうれしかったです」

――大谷とは対戦できなかった。
 「昨日からちょっと腰がちょっとあんまりみたいなことは言っていた。でも、まさか出ないとは思っていなかったですし、何週間も前からドジャースには投げるんだろうと思って、すごく楽しみにしていた。すごく残念でしたが、早く良くなってほしいですね」

――大谷は「ベンチから見るだけでも勉強になる」と話していた。
 「それはない、と思いますけどね(笑い)自分はいつも大谷くんの動作や走り方を見ながら勉強しているので、リップサービスだと思いますけどね。でもいいピッチングができて良かったです」

――ドジャース相手に力で押せたことは大きいか。
 「でも結局(相手は)変化球狙いだと思うので、相手の逆を突いたから押せたというところはあると思う。向こうが真っ直ぐを1本で狙ってきた時に押せる球ではないとまだ思うので、こうやって相手の裏をかきながらなんとかやっていくんですが、結果的に勝てて良かったです」

――日米通算200勝に王手。
 「ありがとうございます。でもあまり考えすぎると勝てなかったりする。苦しくなると思うので、それはなるべく忘れて今日のことをしっかり反省して、次もっとよくなるように頑張ろうと思います」

――母の日。母への思いは。
 「もちろんあります。自分も夫になって、妻のことを母として、近くで見ている。どれだけ(自分を)犠牲にして子供たちを育ててくれているかを目の当たりにしている。この歳になって自分の母親がしてくれてきたことを実感できる。そういうところでの感謝の思いはあります」

――家族が見ていた。
 「そうですね、変なピッチングはできないと思っていたし、見にくるのも分かっていた。気持ちは入っていました(特別なギフトなどは贈ったか)自分の母にはメッセージと花を贈った。自分の妻には今朝プレゼントと、さっきちょっと花を」

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