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1児の母・吉田明世さん なかなか授からなかった妊活中は夫の言葉が心の救いに

更新

2018年、第一子を出産したフリーアナウンサーの吉田明世さん。実は不妊治療を経ての妊娠であったことをラジオ番組で公表し、話題となりました。治療の経緯や当時の気持ちを「妊活たまごクラブ」がインタビューしました。前後編でお届けします。
【吉田明世さんインタビュー後編】

「妊活振り返りインタビュー 多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えてー 吉田明世さん」 #2
※参考:「妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド 2019-2020年版」

インタビュー<前編>はこちらから→「妊活振り返りインタビュー 吉田明世さん 多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えて」

聞くのがつらかった周囲からの妊娠報告

妊活を始めたときは20代だった吉田さん。
タイムリミットは決めず、とにかく「授かるまで頑張ろう」と思っていましたが、時には心が折れそうになることも。

「多嚢胞性卵巣症候群とわかるまでは、夫にも検査を受けてもらって2人とも問題がないのに、なぜ妊娠できないのか、どこまで走り続けたらいいのか、ゴールはどこにあるのかがわからなくて、すごく苦しかった。
周囲の友だちやアナウンサー仲間には、結婚してすぐに妊娠したという人がたくさんいて。みんなはすぐ子どもができているのに、どうして自分はできないんだろうというのが苦しかったし、芸能人のかたたちの『妊娠しました』という幸せなニュースもつらく感じていました。
今振り返ると、心に余裕がなかったなと思います」

妊娠報告は身近な人からも

「私には姉がいるのですが、私がちょうど妊活を始めたくらいに姉の妊娠がわかりました。最初は『楽しみだね』と私も大喜び。その後、姉は切迫早産で入院しました。
当時は私が妊活でつらい時期でもあったのですが、妊娠がうらやましいというより姉のことが心配な気持ちのほうが大きくて。無事に出産したときも素直に喜びました。でも、姉の子どもが成長していくにつれて私の妊活期間が延びていくのが気になって…。
おいっ子はすごくかわいいんだけど、会うのがつらくなってしまった時期がありました。ちょっと仕事が忙しいふりをして、会いに行くのをやめたこともあります。
姉妹や友人なら妊活の苦しさを理解してくれると思うので、一時期会えなくても、自分の気持ちが晴れたときにまた会いに行けばいいのかなと思いました」

そんな苦しい時期、吉田さんの心の支えになったのは、同じように妊活を頑張っている親友の存在。

「2人で妊活について相談し合って、一緒に頑張っていました。妊娠チェッカーを試したときも、夫に見せたら『(線なんて)まったく出ていないよ』と言われたけれど、親友に写真を送ったら『うっすらだけど見える気がする』って。
結局その後、生理が来ちゃって、線は出ていなかったわけですが」

「子どもができなくても一緒にいたい」夫の言葉が心の救いになり妊活を頑張れました

そしてもう1人、夫の理解と協力も妊活の大きな支えに。

「私は最初から『絶対に子どもが欲しい』。こうと決めたら一直線、まわりが見えなくなってしまうタイプなので、妊活中は夫のことを追い詰めるようなことを言ってしまったこともありました。
でも、夫は『子どもが欲しくてキミと結婚したわけではないから、子どもができなくても一緒にいたいと思っている』と言ってくれて。それが心の救いになりました。
妊活を始めてすぐのころ、夫に『検査を受けてみない?』と提案したら快諾してくれて。夫は徹夜で眠れない日があったりと体力的にも大変な仕事をしているので、夫自身にも不安があったんだと思います。
ただ、男性にとっても不妊検査は精神面でも負担がかかるものなんだなということを夫を見て初めて知りました。本当につらかったみたいです。
今となっては『本当にありがとう』と思いますが、当時は『私は毎週のように病院に行って、いろんな痛い検査を受けているんだから、それくらいは我慢してよ』なんて思ったりもして。でも、そもそも妊活に対する認識が女性と男性では違いますよね。
だから夫側のケアもちゃんとしてあげないといけないんだな、とあらためて感じました」

苦しかった妊活も無駄な時間ではなかった

今振り返ってみると、妊活期間は吉田さんにとってどんな時間だったでしょうか。

「子どもが生まれるということは奇跡なんだな、ということを身をもって感じることができました。妊娠も出産も、一つ一つが奇跡の連続。当たり前のことではないんですよね。
テスト勉強は頑張ったら頑張ったぶんだけ成績が上がるし、ダイエットも頑張ったら目に見えて痩せますよね。
でも妊活はゴールが見えないし、どんなに頑張っても報われない時がある…。本当に苦しい時間ではありましたが、その苦しさを感じたからこそ、人の気持ちを考えられるようになったと思います。
自分自身の成長にもつながったし、まったく無駄な時間ではなかった。私にとってはあの時間があってよかったなと思えるものになりました」

吉田明世さんの妊活中に「やってよかった」3つのこと


【1】頑張っている自分にこっそりご褒美をあげる
コスメを1個買う、たまにはお酒を飲む、ちょっと高めのランチやケーキを食べる…小さいことだけれど、妊活がうまくいかなくてつらい気持ちを癒やしてくれるご褒美。疲れてしまったときは、そんなご褒美を自分にあげてました。

【2】“子どもがいない今”のお楽しみは旅行
当時はTBSアナウンサーとして週6日働き、長期の休みは年に1回だけ。その夏休みを利用して夫と海外旅行に行きました。身軽に旅行が楽しめるのは子どもができる前。子どもが生まれた今、それを実感し、妊活中に行ってよかったと思っています。

【3】ジムで体を動かしてストレス発散!
多嚢胞性卵巣症候群は体重増加とも関係があると聞いたので、24時間ジムに入会しました。トレーニングウエアに着替えて携帯1つだけ持って出かけ、ドラマなどを見ながらウォーキング。ストレス発散になるし、気分もリフレッシュできました。

吉田明世(よしだあきよ)さんプロフィール

1988年生まれ、東京都出身。2011年、株式会社TBSテレビ入社。情報番組やバラエティー番組などでアナウンサーとして活躍。2016年に結婚、2018年に長女を出産。2019年、TBSを退職し、フリーアナウンサーに。現在は『噂の現場急行バラエティー レディース有吉』(フジテレビ系・毎週火曜22時〜)に出演中。

●撮影/鮫島亜希子(nomadica)
●スタイリング/小川貴子
●ヘア&メイク/城所とも美(アートメイク・トキ)
●取材・文/本木頼子

ワンピース/Sov.(フィルム)
カーディガン 、ピアス /ともにダブルスタンダードクロージング(フィルム)

関連:神戸蘭子さん インタビュー <前編> 二度の多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えて

※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。

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