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NBA

ウルブズのエドワーズが“近い将来”のベストプレーヤー入りに自信「まだ全盛期に触れてさえいないよ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.04.20

2020年ドラフト1位でNBA入り後、順調に成長を遂げるエドワーズ。今夏のパリ五輪代表にも選ばれている。(C)Getty Images

2020年ドラフト1位でNBA入り後、順調に成長を遂げるエドワーズ。今夏のパリ五輪代表にも選ばれている。(C)Getty Images

 ミネソタ・ティンバーウルブズは今季、56勝26敗(勝率68.3%)という好成績を残してウエスタン・カンファレンス3位でレギュラーシーズンを終え、3年連続のプレーオフ出場を決めた。

 この戦績は2003-04シーズンの58勝24敗(勝率70.7%)に次ぐフランチャイズ歴代2位。ケビン・ガーネット、サム・キャセール、ラトレル・スプリーウェルらを擁した当時のウルブズは、プレーオフで球団史上唯一のカンファレンス・ファイナル進出を果たしている。

 クリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)が指揮を執る今季のチームは、カール・アンソニー・タウンズやルディ・ゴベア、マイク・コンリー、ジェイデン・マクダニエルズ、ナズ・リードといった実力者を揃えるが、エースを務めるのは22歳の若きスター、アンソニー・エドワーズだ。

 193cm・102kgの屈強な肉体に抜群のバネとフットワーク、スキルを兼備する男は、キャリア4年目の今季79試合に出場し、平均25.9点、5.4リバウンド、5.1アシスト、1.28スティールをマーク。2年連続でオールスター入りを果たした。
 
 過去2年のプレーオフで、ウルブズはいずれもファーストラウンド敗退ながら、エドワーズは計11試合で平均28.1点、4.5リバウンド、4.0アシストを記録。昨年の1回戦ではデンバー・ナゲッツ相手にシリーズ平均31.6点、5.0リバウンド、5.2アシストと爆発して王者を苦しめたことは記憶に新しい。

 そんな新世代のスターは、まだまだ遥か高みを目指しているようだ。

 4月18日に公開された米スポーツ専門局『ESPN』の番組『NBA Today』に出演したエドワーズは、マリカ・アンドリューズ記者とのトークで自身の立ち位置について“40%にすぎない”と語っている。

「まだ4年目なんだ。僕が22歳であることをみんな忘れていると思う。僕はまだ自分の全盛期に触れてさえいないよ」

 そこで『ESPN』のアナリストを務めるオースティン・リバースは、エドワーズがこの2、3年のうちにリーグのベストプレーヤーになれると持論を述べると、エドワーズ自身も「そうだね。彼の意見に100%同意するよ。あと2、3年くらいだ」と自信を見せていた。
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