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那須の雪崩事故 残る1生徒の遺族と示談へ 栃木県 7200万円賠償

7年前の3月、那須町で部活動での登山講習中に大田原高校の生徒ら8人が亡くなった雪崩事故で栃木県は20日、唯一、示談が成立していなかった生徒1人の遺族と損害賠償額およそ7200万円で示談する方針を明らかにしました。

那須の雪崩事故を巡っては、生徒4人と教員1人の遺族が損害賠償を求めた民事訴訟で去年6月、県などにおよそ2億9千万円の支払いを命じた宇都宮地方裁判所の判決が確定しています。

県はこの訴訟に参加していなかった生徒3人の遺族と個別に話し合いを進め、これまで2人の遺族と示談が成立し、最後の1人とも示談が成立する見通しとなりました。

損害賠償の額はおよそ7200万円で、関連する補正予算案を6月の県議会に提出し、可決され次第、遺族と文書を取り交わします。
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