西武・中村剛也内野手(40)が球団OB・田淵幸一氏に並ぶ歴代11位の474号を放った。

 29日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に「3番・DH」でスタメン出場した中村剛は0―1と1点を追う4回二死の第2打席で貴重な今季3号を左翼テラス席に運んだ。

 ここまで無安打、完全試合ペースで抑え込まれていたホークス先発・スチュワートに対して2球目のストレートにコンタクトしチーム初安打となる同点3号を放った。

 中村剛が「打ったのは真っすぐです。打てて良かったです」といつも通りのコメント。24日オリックス戦(京セラドーム)以来、4試合ぶりの一発は球団OBでもある田淵幸一氏に並ぶ通算474号でもあった。

 目指すNPB史上9人目の500号まで26本と迫る一打は貧打に苦しむ打線の中で唯一といっていい希望を与えるアーチとなっている。