スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)が、今夏にステップアップする可能性を、スペインメディア「エル・ナシオナル」が伝えた。

 今夏には、MFミケル・メリーノ、MFブライス・メンデス、MFマルティン・スビメンディらがチームの主力が移籍する可能性が取りざたされている中、同メディアは「久保建英もまた、今夏にチームを去る候補の一人。このアジア人は、移籍のオファーに事欠かず、より野心的なチームで新たな冒険を始める準備ができていると信じているため、真剣に将来を考えている」と指摘した。

 その上で「ここ数か月のパフォーマンスは、シーズン序盤のファンタスティックな活躍に比べると控えめではあるが、依然として大きな需要がある」。久保はイングランド・プレミアリーグのアーセナルやリバプールなどから関心を寄せられていると、何度なく報じられてきたが、同メディアもイングランド行きの可能性に言及している。

 ただ、スペイン紙「ムンド・デポルティボ」などによると、Rソシエダードのイマノル・アルグアシル監督は、26日のレアル・マドリード戦後の会見で、久保のリバプールからの関心について聞かれ「彼は、このクラブで続けることを望んでいる。(リバプールからの)関心のことはわからない」とコメントした。

 来季も残留する見通しを示唆したが、今後も久保を巡るさまざまな情報が飛び交いそうだ。