柔道のグランドスラム(GS)アンタルヤ大会最終日(31日)、男子100キロ超級決勝でパリ五輪代表の斉藤立(JESグループ)は五輪を2度制覇しているテディ・リネール(フランス)に敗れ銀メダルだった。

 斉藤が積極的に攻めたが、大ベテランのリネールに隙を突かれる形で敗れた。フランスメディア「RMCスポーツ」は「リネールは控えめな勝利を収めた。主導権を握ったのは斉藤で、2度の指導であやうく失格を迫った。リネールはチャンスを見つけて勝利した」と報じた。

 試合後、斉藤が悔しさを表に出したことにも着目。「この敗北が非常に印象的だったが、日本人は対決の結末に非常に怒り、この夏のパリ五輪でフランス人選手を待ち受けるものを予感させた」とリベンジに燃える様子だと指摘。同メディアによると、リネール自身も「チャンスが一度だけあったので、それをつかむことができた」と少し幸運があったことを認めているという。 

 悔しさを糧にパリで勝利をつかみたいところだ。