バレーボール女子の石川真佑(23=フィレンツェ)が28日、イタリア1部リーグを終えて羽田空港に帰国した。

 海外挑戦1年目を「ケガなくシーズンを終えることができて、自分自身すごくよかった。試合を重ねていくごとに相手も対応してきた中で、トライしていく気持ちを忘れずに取り組むことができた」と振り返った。

 兄・祐希(ミラノ)はイタリアでのプレー経験が豊富。兄のプレーを生観戦する機会もあり「プレーや映像を見て、学ぶところや取り入れないといけないプレーはたくさんあった」と成長のヒントをつかんだ。

 来季に向けての課題には、サーブの精度向上を挙げた。「サーブは私の強み。いい場面もあったけど、相手に簡単に返されてしまったり、前半にミスが多かった。もっと力強く打つことを意識していきたい」

 今後はパリ五輪出場を目指し、5月からのネーションズリーグへ向けて調整する。石川は「イタリアリーグでプレーした経験をしっかり出していければ。まずは五輪の切符をつかみ取って、その先はメダルを取るということが目標になる」と闘志を燃やした。