サイバー犯罪の餌食「家庭用ルーター」も危ない ランサムウェア被害「テレワーク経路」が8割

拡大
縮小
パソコンと家庭用ルーター
アフターコロナもテレワークを狙ったサイバー攻撃が後を絶たない(写真:wasrechimainayo/PIXTA)
新型コロナウイルスが感染症法上5類に移行し、アフターコロナの時代が始まったといわれる。出社を復活させつつ、働き方改革の観点からもコロナ禍に導入が広がったテレワークを継続する企業は多いが、テレワークを狙ったサイバー攻撃が後を絶たない。
経営者はアフターコロナのテレワークのリスクをどう捉え、どのような対策を取ればよいのか。サイバーセキュリティ研究を専門とする、横浜国立大学教授の吉岡克成氏に聞いた。

2020年下期以降増加したランサムウェアの感染経路

警察庁の資料「令和5年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によれば、警察庁に報告のあった「企業や団体等のランサムウェア被害」の件数は、2020年下期以降、右肩上がりで増えた。

ランサム被害の報告件数の推移
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT