相次ぐ不祥事に勝野会長が謝罪も株主提案6件はすべて否決 中電株主総会
中部電力が6月28日、株主総会を開き、コンプライアンス違反に対する第三者委員会の設置など6件の株主提案が出されましたが、いずれも否決されました。
午前10時からの株主総会には283人の株主が参加。電力販売をめぐりカルテルを結んでいたとして公正取引委員会から課徴金納付命令を受けた問題や、新電力会社の顧客情報を不正に閲覧していた問題を受け、中部電力の勝野哲会長は冒頭で「株主の皆さまに多大なご心配をおかけしていることを心よりお詫び申し上げる」と謝罪しました。
ただ、相次ぐ不祥事を受けて株主から出されていた、コンプライアンス違反に対する第三者委員会の設置や、グループ会社の中部電力パワーグリッドとの資本関係の解消など、6件の提案はいずれも否決されました。