自民県連、来夏参院選に大内氏擁立へ 

大内理加氏

 自民党県連(遠藤利明会長)が、来夏の参院選県選挙区(改選1)に、元県議で党特別参与の大内理加氏(61)=山形市=を擁立する方向で調整することが19日分かった。大内氏は前回の知事選と参院選県選挙区で落選し、次期参院選の候補者として有力視されてきた。

 山形市の県建設会館で開かれた県連の支部長・幹事長会議の後、遠藤会長が明らかにした。6月中に県連の選対会議を開き、党の1次公認の推薦候補者を決めるとし「大内さんの頑張りを支持する声がある。推薦候補とする方向で合意を得ていければと思う」と述べた。大内氏は山形新聞の取材に対し「これから県連で手続きが進むと聞いているので、今は推移を見守りたい」と話した。

 大内氏は山形市出身。2007年の県議選で初当選し、4期目途中で辞職。21年1月の県知事選に立候補し、現職吉村美栄子氏との一騎打ちで敗れた。現新5人の争いとなった22年夏の参院選で落選した後も、各地の会合や、23年の統一地方選で応援弁士を務めた際に、次の出馬に意欲を示していた。

 次期参院選は、国民民主党などの会派に所属する現職で1期目の芳賀道也氏(66)の出馬が見込まれる。

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