顔認識大手「MEGVII(メグビー)」が科創板上場審査を通過、最大株主はアリババ系

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

スタートアップ注目記事

顔認識大手「MEGVII(メグビー)」、科創板上場審査を通過 最大株主はアリババ系

7月1日より、これまで36Kr Japanのメディアで提供していた記事のうち、一部スタートアップ企業に関するニュースについては、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」の会員限定で提供します(初期段階では無料会員も対象とします)。まだ登録されていない方は、ぜひそちらをご利用ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

上海証券取引所は9月9日、ハイテク企業向け市場「科創板(スターマーケット)」の上場委員会による審議会の結果を発表し、世界有数のAIユニコーン企業「曠視科技(Megvii、メグビー)」の上場申請が認可されたことが明らかになった。

9日2日に更新された目論見書によると、メグビーは今回のIPO(新規株式公開)で2億5300万株の中国預託証券(CDR)を発行し、60億1800万元(約1020億円)を調達する計画だ。今回の上場申請では、提出書類の受理から認可までに要した日数は174日だった。

アリババ系企業はメグビーにとって大口顧客であると同時に、最大の株主でもある。IPO実施前の持ち株比率は「アント・グループ(螞蟻集団)」が15.08%、「淘宝中国(Taobao China)」が14.33%となっており、このアリババ系2社による持ち株比率はあわせて29.41%に達する。アント・グループが初期に使用していた画像認識アルゴリズムはメグビーが提供したものだ。また、スマートフォン大手のシャオミ、OPPO、vivoなどの顔認識とインテリジェント撮影の技術もメグビーによるソリューションだ。

メグビーの上場プロセスは、常に多くの注目を集めてきた。中国の科創板においてはメグビーのほか、「依図科技(YITU)」、「雲従科技(CloudWalk、クラウドウォーク)」、「雲天励飛(Intellifusion)」、「格霊深瞳(Deep Glint)」など数社が「AI企業初の上場」を目指しているが、メグビーに先んじて上場申請を行ったにもかかわらず、様々な原因により計画が難航している企業もある。

7月1日より、これまで36Kr Japanのメディアで提供していた記事のうち、一部スタートアップ企業に関するニュースについては、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」の会員限定で提供します(初期段階では無料会員も対象とします)。まだ登録されていない方は、ぜひそちらをご利用ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録