ザギトワ選手がメドベ選手に頼んだ写真話題に

By 太田清

平昌冬季五輪後にモスクワで記者会見した(左から)メドベージェワ選手、トゥトベリゼ・コーチ、ザギトワ選手=3月1日(タス=共同)

 ロシア西部サランスクで行われたフィギュアスケート・ロシア選手権で1枚の写真が話題を集めた。エキシビジョンの後、5位となったザギトワ選手がファンから贈られたバラの花束を持っている様子を写真に撮ってくれるよう、7位のメドベージェワ選手に頼み、同選手がこれに応じた様子が写った写真だ。

 この写真は近くにいたポポワ選手が撮影し、両手でつくったハートマークを書きこんだ上でインスタグラムにアップした。不和説が流れていたザギトワ、メドベージェワ両選手が「仲直りした」などと話題になっている。スポーツ紙スポルト・エクスプレス(電子版)などが24日までに伝えた。 

 両選手はもともと、女性コーチ、エテリ・トゥトベリゼさんの弟子だったが、メドベージェワ選手は今シーズンからカナダのブライアン・オーサー・コーチの元に移籍。

 その後、トゥトベリゼさんが、平昌冬季五輪での競技終了直後、メドベージェワ選手が「本当にアリーナ(ザギトワ)をもう1年、ジュニアにとどめておくことはできなかったの」と、「全く子供じみた」質問をしてきたエピソードを明らかにする一方、メドベージェワさんはこれを否定するなど、メドベージェワさんとトゥトベリゼさんの関係は冷却化。 

 これに伴い、ロシアのメディアではメドベージェワ、ザギトワ両選手の不仲説も流れていた。ザギトワさんは「カナダに行ったからもう付き合いはないし、五輪前もそんなに仲が良かったわけじゃない。私たちはライバルだったから」とコメント。一方メドベージェワさんも記者らに「アリーナのことは聞かないで」と要請していた。 (共同通信=太田清)

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