欧州各国代表で争われるフィギュアスケートの欧州選手権がベラルーシのミンスクで２３日始まる。古い歴史と伝統を持つ同選手権は欧州チャンピオンを決める重要な大会で、３月にさいたまで行われる世界選手権代表決定にも大きく影響する。
注目の平昌冬季五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手らロシア勢女子代表は各国代表より遅れてミンスクに到着、リンクで公式練習を行った。ロシアのスポーツニュースサイト、スポルト２４などが伝えた。
ファンら約千人が見守る中、ザギトワ選手は自身のショートプログラムでのジャンプの練習をこなし順調な調整ぶりを見せた。夕方の練習ではフリーのジャンプ練習を行い、コーチの一人ダニイル・グレイヘンガウスさんのカメラの前を舌を出して笑顔を見せながら横切る余裕も見せた。
夕方の練習は予定を１５分早く切り上げ、ファンらとの記念撮影やサインにも応じていた。ロシア代表は昨年１２月のロシア選手権で決まった。同選手権ではジュニア勢が表彰台を独占したものの年齢制限から欧州選手権には出場できず、５位のザギトワ選手、４位スタニスラワ・コンスタンチノワ選手、６位ソフィア・サモドゥロワ選手が代表に選ばれた。 （共同通信＝太田清）
