【1月11日 AFP】14日に開幕する四大大会(グランドスラム)の今季初戦、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は10日、男子シングルスのドローが発表され、歴代最多7度目の大会制覇を目指す世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は予選勝者と初戦を戦うことが決まった。

 初戦の相手となる予選勝者は現時点で決まっておらず、ジョコビッチは順当に勝ち上がれば2回戦でフランスのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)と顔を合わせるとみられる。

 ジョコビッチと同じく7度目の優勝を目指す第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、世界ランク99位のデニス・イストミン(Denis Istomin、ウズベキスタン)と1回戦で対戦する。3連覇を狙う今大会の準決勝では、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と激突する可能性がある。

 また、第2シードのナダルは地元オーストラリアのジェームズ・ダックワース(James Duckworth)と、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)はスロベニアのアリャス・ベデネ(Aljaz Bedene)と相まみえる一方、前回準優勝のマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)はバーナード・トミック(Bernard Tomic、オーストラリア)というトリッキーな相手を引き当てた。

 この他のカードでは、第16シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)とノーシードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)の一戦に最も注目が集まるだろう。この試合の勝者は、2回戦でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)かエルネスツ・ガルビス(Ernests Gulbis、ラトビア)と対峙(たいじ)する。

 股関節の故障から復帰しているグランドスラム通算3勝のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、第22シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)というタフな選手が初戦の相手に決まった。第8シードの錦織圭(Kei Nishikori)は予選勝者との一戦で大会の幕を開ける。(c)AFP