長野県山岳遭難防止対策協会は3月末、遭難者の捜索を担う隊員たちに長年、ゼリーなどの健康食品を提供してきたとして、大手食品メーカー「味の素」に感謝状を贈呈した。

　味の素は、同社が販売するスポーツ用のゼリーを2015年から協会に提供し始め今年で10年目になる。年間約400万円相当で、県山岳遭難防止対策協会の夏山常駐パトロール隊の活動を支えてきた。

　同社の担当者は「登山客に多く飲まれている商品。使って頂けて光栄」と話し、「引き続き応援させてもらえたら」などと応じた。パトロール隊の加島博文隊長は日頃から任務中に複数携帯しているといい「栄養補給の場面で即効性があります」と感謝を伝えていた。（高億翔）