自民党若手議員らの懇親会で過激な演出のダンスショーがあった問題を受け、自民党青年局の緊急中国ブロック会議が12日、広島市内のホテルであった。中国地方の各県連の青年部・青年局の役員ら約20人が出席した。

 緊急ブロック会議は近畿、関東に続き3カ所目。この日は冒頭のみ報道陣に公開され、党青年局長の鈴木貴子衆院議員が「自民党青年局が培ってきたイメージが一挙に崩れ去った。大変じくじたる思いだ」とあいさつした。

 終了後に報道陣の取材に応じた鈴木議員によると、複数人で事業の計画書や要項を作成し、担当者や役員以外にも、女性を含めた幅広いメンバーにチェックしてもらうことなどが再発防止策として挙がったという。

 この日の出席者は鈴木議員以外全員が男性だった。これについて鈴木議員は「多様な人材、仲間作り、引き続き(青年局の)拡充に向けてがんばっていきたい」と話した。

 4月中に全国すべてのブロックで会議を開き、報告書をとりまとめるという。(柳川迅)